親とこどものクリニックohana 小児科

親とこどもの健康相談室

インフルエンザが流行する前に家庭でできる予防法はありますか?

すでに全国各地でインフルエンザによる学級閉鎖が発生しているというニュースが散見されています。これは例年より早いペースのようです。インフルエンザウイルスは咳、くしゃみなどの飛沫による感染がメインですので、これからの時期咳が出るときは『マスクをする』、『ハンカチなどで口を抑える』、『腕や袖で口を押さえる』などの咳エチケットをしましょう。素手で直接口を覆うと手のひらにウイルスが付着し、そこから周りの人に接触感染をすることがあります。最近は咳をするときに手で覆ってくれるお子さんが増えましたが、さらに一歩進めて腕や袖で押さえるやり方を覚えてもらえると周囲への感染が減ると思います。熱が出る1-2日前から感染力がありますので、インフルエンザになってから気をつけるのではちょっと遅いのです。口で言うだけでは子どもにはなかなか身につきませんので、お手本として親がやっているのを見せてあげるのがいいと思います。また上手にできたときはしっかり褒めてあげると効果的です。インフルエンザのピークはおそらく例年通り1-2月です。それまでに習慣化しているといいと思います。

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