親とこどものクリニックohana 小児科

親とこどもの健康相談室

子どもが腸炎にかかったときに家族にうつらないようにするにはどうしたらいいですか?

胃腸炎のときの最も危険な感染源は『吐物』になります。フローリングなどの拭けるところでは泡スプレー型の次亜塩素酸系消毒薬がおすすめです。泡を吹き付けて吐物を周りから中心に集めるようにして拭きます。カーペットなど丸洗いが難しいときはスチームアイロンなどで加熱消毒(約2分間)するのが効果的です。また、見えずとも手にはウイルスがくっついているものと考えて、何をするにもまず手洗いという習慣が大事になってきます。
 家庭内で最も感染を防ぎたいのは誰でしょう?実は兄弟ではなく『お母さん』です。母親への感染は家庭機能を著しく損なうことになります。看病をしながら、兄弟にもうつらないように気を配りつつ、自分のこともするというのはスーパーお母さんでも難しいでしょう。「兄弟にうつらなかったらラッキー」くらいに割り切ってしまって「自分だけは罹らない!」ということに注意力を注ぎ、感染に備えましょう!しっかり食べて、休めるときにきちんと休み、手洗い・うがいを励行するということで大人への感染は十分に防ぎ得ると思います。
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